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アルコックス®が2026年度色材協会賞(第48回技術賞)を受賞しました!

2026年11月06日

2026年10月29日に開催された色材研究発表会(主催:色材協会)にて、当社の開発技術「共重合型ポリアルキレンオキシドを用いた高分子電気化学発光素子の高輝度化技術」が2026年度色材協会賞(第48回技術賞)を受賞しました。当社のポリアルキレンオキシド製品「アルコックス®」の共重合体グレードの電子材料応用に関する技術です(国際出願:WO 2024/195466)。本技術を用いることで発光素子の輝度を飛躍的に向上できるうえ、関連する特許出願では共重合体と単独重合体が丁寧に比較されており学術的にも意義があると高く評価され、「色材に関する技術の進歩と工業の発展に貢献した功績顕著」と認められました。また、授賞式の後に当社より受賞講演を行いました。

 

 

2026年度色材研究発表会での受賞講演の様子

 

 

【本開発技術について】

高分子電気化学発光素子(PLEC)は、塗布プロセスによる低コスト製造が可能な次世代発光デバイスとして期待されていますが、実用化に必要な輝度の確保が課題となっていました。そこで当社は、独自ポリマーである「アルコックス®」の共重合体グレードをPLECの固体電解質媒体として検討したところ、従来材料(単独重合体)では困難であった高輝度化を実現しました。共重合により、主剤である発光性高分子との相溶性が改善したことによるものと考えられます。また、ブロック共重合体を用いることでイオン伝導度を向上し、発光開始電圧の低電圧化も達成しました。これはミクロ相分離によりイオン伝導チャネルが形成されたからであると考えられます。

 

 

本開発技術の本質は、アルコックス®の構造を変えることで分子集合体(相分離構造)をデザインでき、デバイス特性を自在に制御できる点にあります。そのためアルコックス®は、PLECのみならず、リチウムイオン電池など、イオン伝導を利用した様々な電子デバイス材料(イオントロニクス材料)としての応用が期待できます。